高村光太郎展 平櫛田中の美術館へ

九月のはじめ、休みの日に足を延ばして岡山県井原市の田中美術館へ行って来ました。

ここは平櫛田中(ヒラクシ デンチュウ)という彫刻家の作品を展示するための市の施設で、田中が市内の学校に寄贈した作品や遺族から贈られた作品を中心に数多くの作品を見ることができます。

 

実は八月にも来たのですが、その時に高村光太郎の特別展があるということを知り、二度目の訪問でした。

先に知っていればと思いましたが、特別展のための展示作品の入れ替え、並べ替えがあり、田中作品は少なくなっていたので、田中を見るのであれば平常展示がおすすめです。塑像やブロンズなども含めて作品が多いのでかなり満足感があります。

 

また今回の光太郎展も作品が一堂に会していたのでたっぷり見させてもらいました。

やはり本物を見るのは嬉しくもあり、また技術の差を目の当たりにして考えさせられ、自分を見つめ直す機会になります。

いろいろな方向から見ることができるように展示してあり、写真集などでは気付かなかったことも知ることができました。お近くの方おすすめです。

 

生誕130年 彫刻家・高村光太郎展

井原市立 田中美術館  会期 平成25年8月30日(金)~平成25年10月20日(日)

千葉市美術館より巡回のようです。

 

田中は岡山県井原市(現在)に生まれ、本名は田中倬太郎といい、十歳くらいの時に平櫛家の養子となります。そして後に、この両家の名を合わせて号としたようです。

 

人形師 中谷省古に弟子入りし木彫を習い、また高村光雲らに指導を受けたとありますが、直接の指導というより工房での勉強、独学の面もあったようで、後に禅僧 西山禾山、岡倉天心からは精神的に大きな影響を受けたようです。

 

「活人箭」をはじめ、「転生」、六代 目尾上菊五郎がモデルの「鏡獅子」など多くの作品を残し、満百八歳まで生きた人です