2017年

8月

12日

茨城県 潮来祇園祭禮

最近は、さっぱりしない天気ばかりで、なんだか夏らしくないようです。梅雨時期に雨は降らず、明けてからの方が降ったような。

 

そんな八月、

先日は中学校の先輩とともに潮来のお祭りに行って来ました。

映像では見たものの実際には初めて。納めた彫刻の具合が気になるところです。

 

伺ったのは五日で、昼時分に小雨が降りましたが、その後は回復してとても蒸した日になりました。

画像のガイドマップのように十四町に分かれていて、山車が集合する夕方までは各町内を回る様子。歩いて回るには範囲が広いので、時間までは近場で散策することにして、まずは御祭神が祀られている素鵞熊野神社へ参りました。

神社へ行ってみると、とても静かで普段通りという感じでしたので少し驚きもありましたが、後で聞いてみると祭りの時は御祭神が留守にしているのでということでした...!

 

素鵞社と熊野社の御祭神が乗った二基の御神輿を七軒町が迎えます。

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2017年

7月

24日

山車彫刻の納品 お披露目

久しぶりの更新です。

先日、七月二十二日に彫刻納品のため茨城県潮来市七軒町へ行って来ました。

寸法は測ってあったものの、収まるまでは気は抜けず。それぞれの場所に合わせて最後の調整をして行きます。

とても暑い日でフラフラするようでしたが、大勢の方が準備に来られていて、皆様に手伝って頂きながら、なんとか収めることが出来ました。

 

那須与一

『扇の的』

源 義経

『弓流し』

『波図』

夕方より皆様にお披露目とご祈祷

 

そしてこの後、納涼祭も行われて御相伴にあずかりました。

質重視という素晴らしい方針で、焼き鳥、焼きそば、カニ、、、やわらかいお肉で美味しくいただきました。

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2017年

3月

21日

山車彫刻制作 那須与一「扇の的」

那須与一の方が大体出来たので次に移ります。はじめはもっと向こう側を向いて鼻が見えるか見えないかのイメージでいましたが、力技で目鼻が見えるくらいのところまでに変えました。

舟上の女官と扇の的で最後の一枚です。

2017年

2月

05日

山車彫刻「波」下高欄 制作

山車彫刻は山車の構造と合わせないといけませんので制約もあります。

落として良いところと残して置くところ。その中で動きのあるものを目指します。

これで波の荒彫りが一段落です、時間を置いて感じることもあり両方を合わせるように対の方も手直ししました。

2017年

1月

31日

山車彫刻「波」下高欄 制作

こちらも少し修正。

2017年

1月

29日

祭り山車彫刻「波」下高欄

これで一先ずとしてもう片方に掛かります。

2017年

1月

27日

山車彫刻 「波」下高欄 制作

結局落とすかもしれませんが波頭を図より少し長めに巻いておきました。なんとなくこちらの方が良いかもしれない。

2017年

1月

23日

山車彫刻「波」下高欄

これから山車彫刻に入って行くので、まだしばらく荒彫りが続きます。

これは下高欄と呼ばれる部分で全部で三面あります。

(←)まずは波図

(←)この図では見えませんが、山車の後面の下高欄に入ります。

2016年

9月

28日

山車彫刻の段取り 制作

先日富山で絵付けをして糸鋸に出していた板が届きました。後から買った角材も一緒です。

ちょうど不在だったので立ち会えなかったのですが、パレットも置いていってくれたという。不要なものだったのかどうなのか、今後使えそうなので良いですが結構かさばるものです。

2016年

9月

06日

彫刻の段取り 富山県井波へ

先の仕事の段取りのため富山県井波へ行って来ました。今年の五月以来の約三ヶ月ぶりです。

以前に日帰りをしたこともありましたが、かなりつらく危険なので一泊二日で今回は高岡に宿泊しました。

 

 

初日、朝自宅を出発してお昼ごろ富山県へ。

 

 

まず材木屋さんへ寄って木を吟味。良い材は当然値が張りますので気楽には買えませんが先の為と思い切って購入。完全に予定外の予算オーバーでしたが、急に仕事が来た時に探すとなるとまた大変なのです。いつか良い機会に恵まれるよう努力することですね。

 

 

次に前から伺いたかった木工家さんの工房へ伺いました。メールでやり取りをしても やはり実際に会ってみないとわかりません。見た目にも想像とは違う印象で、お話を伺ってもとても良心的でバイタリティのある方でした。

仕事の手を止めさせてしまって申し訳なかったのですが、また今後お世話になるであろう いろいろな情報をお聞きして、あっという間の二時間。有意義な時間でした。

 

 

 

途中、高岡の河川敷で見かけた草刈機

 

一度は通り過ぎましたが、不思議な機械のインパクトにどうしても気になってしまい、車を停めて小雨の中 写真を撮るという笑。

 

ラジコン式なのかアンテナが見え、遠くからでもかなりの大きさがあることがわかります。昆虫のような偏平なフォルムが堪りません笑。 

 

 

 

翌日は朝一で井波の銘木屋さんへ。

頼んでおいた楠の板八枚、共木で取っていただきました。

その板に図を写して糸鋸屋さんに出すのが今回の目的です。

 

それぞれの板の小節や肌の具合を表裏見ながら、図を当ててみて最適と思われる位置で考えます。

 

圧倒的な品揃えに量、ここも一つの通路に過ぎず、見ているだけでも飽きません。

 

 

通路を借りて作業させていただきました。

どの板が良いのか一枚一枚図を当てて確認しながらの墨付け、図写しは八枚あるとなかなかです。

途中、用事を挟みつつも思った以上に時間がかかってしまいました。

 

 

本当はまだ行きたいことろがありましたがかなわず。

今回の目的の仕事は済んだので良しとします。

 

 

 

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2015年

3月

15日

山車の彫刻

先日、茨城の潮来市まで山車の彫刻の打ち合わせに行って来ました。思い返してみると茨城に行くのは初めてかもしれません。

関越道から東京外環→常磐道→首都圏連絡道というルートで行きましたが案の定道を間違えてしまいました。いつの間にか高速を下りてしまい、慣れない道を行ったり来たり。高速のジャンクションは嫌いです、、、


印象に残ったのが茨城に入って見えた牛久大仏、あれが牛久大仏かと思いながら見ていると上の方はまるで霞がかかったよう。よくあんな大きなものを作ったものです。驚きました。

 

なんとか約束の時間には間に合い13時過ぎから打ち合わせを始めました。山車を見させていただいて代表の方とお話するつもりでいたのですが、町会長さんはじめ町内のみなさんが何人も集まって下さっていました。ありがたいことです。こういったところでも掛ける思いを感じます。

潮来市は祭りの盛んなところで千葉の佐原の祭りとの関係も深く、山車の上に大きな人形が乗っているのが大きな特徴です。町内ごとに神話や源平など主題とするものがあり、それにまつわる彫刻が入っています。

今回も町の主題にちなんだ彫り物を彫るということで山車蔵を開けていただいて実物を見ながら話し合いをしました。やはり実際に見て直接話さないことには始まりません。

しっかり寸法も測って構想を練ります。

 

また佐原の山車会館へも一緒に行っていただいて先人の作を拝見。

 

良い物を見させていただきました。

 

まだ仕事に掛かるのは先になりますが、皆さんの思いを感じ自分としても良い物を彫りたいと改めて思ったところです。