2014年

3月

20日

円窓 木彫装飾 「雲に兎」 1

今回は円窓に取り付ける装飾を彫っていきます。

 

図はお客様のご要望で「雲」と「兎」です。いつも考えているような四角の画面ではなく円の中にデザインしていきます。

 

こういった画面もいつもとは違ってまた面白いです。

図を確認していただいたのでいよいよ作業に入っていきます。

窓の直径が64cmになるので、板もそれなりの大きさが必要です。

 

木はどうしても乾燥する時に縮んだり反ったりと動くので、修正しても必要寸法が取れる木を探します。

この木は真ん中あたりの芯があったところを境に反っているので、少しでも歪み部分を少なくして修正するように、はじめに幅だけ落としておきます。

それでも幅が30cm以上あり、普通のサイズの機械には掛からないので大型の機械を持っている工務店さんに持って行って削っていただきました。

 

なにやら恐ろしいような大型の機械で圧倒されます。

上になっている面の削り、その面を基準に均等な厚みに削ります。

はじめの状態から歪みを取ってちょうど寸法でした。

 

 

そして、ここでやっと板に図を写して糸鋸で抜きます。

 

主部分は一枚板でひとつだけ分けて作ります。

そして彫りの段階です。

側面の糸鋸の跡を削りながら、図の線を整えて輪郭を出していきます。

 

それが終われば本体部分の彫り込みの上げ下げです。地のない大きなレリーフのような感じで彫っていきます。

2014年

3月

26日

円窓 木彫装飾 「雲に兎」 2

荒彫りの段階

 

板に彫刻するにしても、荒彫りではとにかく下げるところは下げ、立体的に見えるように心掛けます。

 

 

兎との兼ね合いで雲も調整していきます。

 

このあたりで大体の形が見えてきました。ノミを小道具と彫刻刀に持ち替えて仕上げ彫りをしていきます。

(←)周りの雲だけ仕上げたところ。

全体を刃を当てて滑らかにするとまた少し印象が違って見えるものです。
兎の目も軽く入れて、感じを見ながらの調整です。

 

そして最後に、表から見た時に軽く見えるように裏からも彫っていきます。

2014年

4月

03日

円窓 木彫装飾 「雲に兎」 3

これで彫りは仕上がりです。
新築のお宅なので、円窓に収まって見られるのはまだ先になりますが、自分自身もどのようになるのか楽しみです。

窓の直径は64cm。家の壁と一緒に嵌め込み式となっております。

大事な装飾を依頼してくださったお客様に感謝です。