東京国立博物館 トーハク特集陳列 「日本の仮面 能面 是閑と河内」

先日24日にトーハクでのイベントに行って参りました。新井達矢さんによる面打ちの実演とトークということで午前と午後のそれぞれ二部に分かれており、平成館のホールで行われました。

 

彫刻史研究員の浅見さんという方と新井さんが並んで座り、司会の方とともにまずは自己紹介、面についての細かな説明、トークをしてから実演、が午前の部。

 

実際に彫るところを見せるわけですし事前予約で人数が制限されていましたから、作業しているところを囲んで見学するものだとばかり思っていたのですが、実際はホール壇上でそのまま実演、プロジェクターで映して席に座ったまま見学するという形でした。

 

出来れば人に見られながらの作業はしたくはないと(笑)個人的には思うのですが、今回はその上改まった席でかなり緊張されたのではないかと思います。

 

進行具合が違う面を用意されていて、荒彫り、小作り、彩色を見させていただきました。さすがに最初の十分ほどは緊張の様子が伝わってきましたが、徐々に集中し自分の世界に入っていったように感じました。

 

客観的に見ると人の仕事というのは面白いもので同じ彫ることですが槌の振り方やリズムなど個性があって興味深いです。とても勉強になります。

 

ネクタイ、ベストに足袋というのがまたシュールでした。


午後の部はトークで、特集陳列されている安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した面打、是閑と河内という作家の作を数点取り上げて新井さんによる技術的観点からの解説、感想や浅見さんによる研究員からの視点のお話でとても内容の濃いものでした。

 

新井さんと会うまでは面に注目していませんでしたし見る機会もそれほどなかったのですが、説明を受けたりすることでその奥深さが感じられるようになりました。

 

良いものを見ることが本当に大事なのだと実感です。

 

今後はお二人で、それぞれの視点で見て意見を交えながら面の調査研究をされるということです。

他の分野でも行われていることかもしれませんが、作り手も一緒になった研究がもっと増えていけば良いんではないかと思います。

その後、館内をしばらく見て外に出るともう暗くなっていたので帰ろうと思ったのですがライオンの像が入口に二体構えている西洋建築の「表慶館」が開いていたのでせっかくなので入ってみました。

今回初めて入ったんですが中ではちょうど「洛中洛外図屏風 舟木本」3Dプロジェクションマッピング の投影が25分の1スケールで始まるところで、奥にはかなり人が集まっておりました。

 

頭と頭の間からチラチラと見えるだけでしたが、音と映像の演出でそれでもなかなか良かったです。

こういうこともあるので、何かと外に出てみたりいろいろと行動した方が良いですね。


しかしもうあっという間に年末、早く来年の干支を考えないとです。