彫刻の段取り 富山へ

先日仕事の段取りのために富山へ行って来ました。今話題の北陸新幹線ではなく車です!

富山へ行ったのは一年半ぶりくらいになりますか、久しぶりです。

 

高速に乗って関越道から上信越道に入ると徐々に妙義山が見え、どんどんと迫って来ます。そのまま右回りにずうっと迂回して行きますが、見慣れないシルエットと迫力に別の世界に来たような気持ちです。

この日はあいにくの天気で霧のような雲とうっすら山に降った雪もあり余計にそんな感じがしました。

 

トンネルを抜けるごとに天気が変わるようでしたが、道中ところどころに桜が植えられておりとても綺麗でしたね。

 

目的地の富山県井波町に到着し、親方に挨拶をしてからそのまま工房の一角を借りて作業をしました。

 

今回は欄間の板を見るのと、それを糸鋸で抜いてもらうために始めの絵付けをするのが目的です。

 

写真はその内の一枚で事前に地をさくって仮枠を付けてもらってあります。とても素姓の良さそうな綺麗なクスノキの一枚板で文句なしです。

 

さっそく絵を付けて糸鋸の作業へ回します。

 

暗くなる前には用事を済ませましたが、日帰りは辛いので一泊の予定。

翌日ゆっくり帰るとして井波の町を回ったり、道具屋へ行ったり、、、


井波に来ると大概 瑞泉寺を見て帰ります。お参りと言う方が良いのでしょうか、しかしどうしても見る方になってしまいます。

各所に施された彫り物ひとつひとつから先人の技術の高さを思い知らされます。

写真では伝わらない伽藍の雰囲気、存在感、何度見ても圧巻です。

 

ぜひまたの機会にゆっくりとまわりたいと思います。

 

これは帰りの妙高のパーキング

 

この二日間ほとんど晴れ間のようなものはなく、雨の日本海から内陸に入るにつれて徐々に霧に包まれ、このような感じになりました。

 

このあたりは一車線対面通行でところどころ二車線になっている道で、結構なスピードで走っていく車もあります。

眠気もあった為、しばらく休憩をしてから出発しましたが霧も恐い。

 

無事済んで何よりです。