檜の寄木造り

これから吉田松陰 像を彫って行きます。

 

材は木曽檜で、像の寸法が大きいため寄木造りとします。この木は六年ほど前に買っておいたもので、いよいよ使う時が来ました。

見当で計ってギリギリどうかというところでしたが、なるべく同じような肌合いと質の方が良いので一本で取れれば間違いはありません。

 

 

上の方に行くにつれて細くなっていましたので、なるべく大きく取れるように半分にし、白太と木口割れを外してそれぞれ製材、寸法を出します。

 

五寸五分角ほどあった材が長方形になりましたが、うまいこと縦横奥と必要寸法ちょうどです。

頭部と胴を中心に大きく五材を寄せます。

第一段階の接着、

 

二部に分けて下仕事をしてそれぞれを合わせます。