懸魚 六葉の制作

お寺の妻飾り「懸魚という部分の一部(六葉)」が二つに割れてしまっているというので、新調の依頼が来ました。外す時に割れてしまったのでしょうか。日頃太陽に照らされ風雨によって痛みが早い部分ではあり、側面両側にあった場合、左右で痛み方に違いがあることが往々にしてあります。

建物の構造により切妻の数が違うので、妻飾りもそれにしたがって二ヶ所のところもあれば複数のものも。今回は二ヶ所のうち一方が風化してしまったようで、これを元にして制作しました。