2016年

3月

09日

氷室|木製冷蔵庫の装飾彫刻

鮨屋さんの木製冷蔵庫のための彫刻です。これはおそらく初めての試みでしょう。大将が発案されたそうです。

 

「壁掛けの額」式に板に彫刻し、冷蔵庫の上下の扉に嵌め込むもの。二台あり、それぞれ関連する図柄としてあります。

 

材は檜で今回分けていただいたものですが、地元秩父から出た実生のものだそうです。

木曽のものよりも若干赤味がある感じで目も細かく良い木です。驚きました。

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2016年

3月

10日

氷室 木製冷蔵庫の装飾彫刻

四谷「すし匠」の中澤圭二氏と西麻布「拓」の佐藤卓也氏が工房へわざわざお越しくださいました。近々お二人とも新天地のハワイへ行かれるそうです。

 

作品写真 氷室装飾彫刻

2016年

3月

18日

木製冷蔵庫 木彫刻

糸鋸を掛けた後、彫りに入って行きます。

こういったものはその板の厚みの中で立体感を出すため、一削りで大きく印象が変わって良くなることもあれば、その逆もあります。慎重に進めなければなりません。

一番高いところと低いところの差、または図の遠近法により感じを出します。

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2016年

3月

30日

木製冷蔵庫 彫刻

下削り、刻み、仕上げと段階に分けて地道に進めるよりありません。

どのくらい離れた位置から見られるのかということを考えますが、近づいた時にいわゆる削り残し、取り残しがあるのはスッキリしません。

「意図的に残している」「勢いがある」というのではない時、根底は丁寧な仕事をしたいと常に考えています。

「芭蕉」風のヤシです。

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2016年

4月

13日

木彫 木製冷蔵庫

今回全て海に関係する図柄で、二組それぞれ水の表現を考える必要がありました。

「水面」、「海中」、「海中」と組になる「波」と幾つかあります。ああそうなの?と言われるかもしれませんが、自分なりに気にしたところです。

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2016年

4月

18日

木彫 氷室|木製冷蔵庫 特注

最終的にピシッと枠の線を出すために傷つけないよう気にしながら進めます。

混んだ図のところ、波を彫っている時ここに枠が無ければ、、、などと何度か思いましたがそうもいきませんね。

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2016年

4月

26日

木製冷蔵庫、氷室のための彫刻

やっと二組の彫刻が出来ました。これを冷蔵庫と合わせて完成します。

 

「波頭」

「モイ」

かつてハワイでは王族しか口にすることが出来なかったという魚。ハワイの言葉で『モイ』と言われています。

独特でなかなか攻めた面構えをしており、エラの下の方にヒゲのような触手があります。

 

「ヤシ」

少し芭蕉風ではありますが下の図の続きとしてあります。

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