2012年

5月

04日

柄の仕込み 1  木彫、彫刻道具

ノミを仕込む

 

はじめはこの刃の状態でこれに柄をすげ、研ぎを入れて使えるようにします。

当然この道具を作る職人さんがいるわけで、店で買ったり直接鍛冶屋さんに打ってもらいます。

彫刻をする上で刃物がなければどうにもならず、とても大事なものであり鍛冶屋さんにとって作品でもあります。

それぞれ形や作り、ヤスリ目などを見ても感じるものもあります。

(↑)少しずつ買っておいた小道具と彫刻刀。荒彫りのあと仕上げに使うものです。

柄に使う材料は統一している人もいればいくつもの種類を使う人、仕上げに漆を塗る人など様々で、

その派の系統や教わった人によってもありますし、彫刻といっても幅が広いので主にどんな仕事をするかによっても変わってきます。

 

画像にあるのはイチイ、タブノキ、ヒノキです。

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2012年

5月

05日

柄の仕込み 2  木彫、彫刻道具

柄に使う木を角棒に挽いてから、木の種類と杢によってそれぞれの道具の柄を選んで、それに合った大体の太さまで鉋を掛けていきます。

自分の場合、柄に使うのは主にタブノキで、あとは道具の大きさや用途に合わせて木の種類を変えたりしています。

 

(←)七分 裏浅丸、一寸二分 中浅丸ノミと柄 ( これは荒彫りに使う道具です )

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2012年

5月

06日

柄の仕込み 3  木彫、彫刻道具

次に、柄の先に穴を開けて打ち込んでいきます。

 

無理にやれば木が割れてしまうので、一本一本の小道具の首の形に合わせて、一番太いところで収まるようにします。

柄の延長に刃が来るように真っすぐにしないといけませんが、若干、刃裏を内に傾けた方が自分としては使いやすい感じがします。

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2012年

5月

09日

柄の仕込み 4  木彫、彫刻道具

(←)あとは小鉋、豆鉋を使って自分の手に合った使いやすい形に仕上げていきます。

 

(←)そして鉋の後ヤスリを掛けて仕上げます。

同じ道具でも研ぎ方を変えたり、ケヤキとヒノキでは刃の角度を変えなければならないですし、彫るものよっては刃の長さが必要だったりするので、同じものをもう一揃え欲しくなるようなときも出てきます。

 

ただ実際はなかなかそうもいかず。また、一通り揃っていれば大体のことは出来ますし、あるものでその都度対応しています。また、特殊なものなど必要になったときには新たに仕込だりしています。


そして使うものは自然と減って行き、何回か仕込み直すものもあれば、なかなか減らないものあります。親方もこの道、六十年で弟子のときに仕込んだものも多く使っていましたし、使い込まれて手に馴染み、良いになっていました。

 

鍛冶屋さんにしても、一番切れるところを真ん中より後ろに持ってくるようにされているようなので、使う人にとっては小さったところが使いやすく、刃物としても一番良いところでもあります。

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2012年

12月

19日

彫刻刀と小道具

新しく仕込んだ道具です。
タブとヒノキ

新しい道具が増えると、出来ることの幅が広がったような新しい事ができるような気がしてうれしいものです。

 

この状態ではまだ使えず、研いでいつでも使えるようにしておきます。

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