葡萄に栗鼠

「 葡萄に栗鼠 」の意匠は、アジア諸国で古くからあり日本では十五世紀には見られます。

はじめは画題として、次第に陶磁器、漆芸、金工など様々な分野で取り入れられており、宮本武蔵、伊藤若冲、円山応挙なども「 葡萄に栗鼠 」を画題として描いています。

蔓を広げて沢山の実をつける葡萄と、多くの子を産むとされる栗鼠には子孫繁栄の願いが込められ、多幸多産を象徴する吉祥図として、あるいは「 武道、律す(立す) 」に通じるとされて好まれたようです。また、意味合いとは別として単純にデザインの面白さもあったかもしれません。現代でも葡萄の意匠は人気があり、様々なものに使われています。

壁掛け 葡萄にリス 木彫り

「 葡萄にリス 」

 昔からある縁起の良い意匠です。

 

 クスノキ材

( 縦30cm×横24cm )