2011年
12月
18日
日
2015年
4月
29日
水
富山へ行って作業して来た板が糸鋸屋さんから届きました。
さすが素姓の良さそうな木で、北陸と関東の湿度の差で割れが心配でしたが大丈夫そうです。
楠はなかなか乾きにくい木で、このように厚い板で乾燥材を見つけるのは大変です。
たいがい糸鋸で抜いて、彫りながら乾燥させて行きます。
この木も丸太から三枚挽いたものの一枚でまだ水分を含んでいる状態。
見当は付けてありますが、この段階でも少し木が痩せました。
とりあえずはじめの段取りは良いですが、ここから大変です。
2015年
5月
27日
水
2019年
4月
26日
金
納品前の部屋の様子
ここはお寺の応接室で、もともとは無色の透明ガラスが入っていたところに彫刻を入れたいというお話から始まりました。
大工さんにあらかじめ作業してもらい、溝切りと障子を張ってもらってあります。
どうしてもそれぞれの箇所ごとに、わずかな歪みや寸法の差が出てくるものなので収める時に微調整をして入れます。
体験しないとわからないことですがギリギリに作ってしまうと今度は取れなくなってしまいます。戸と同じでケンドン式になっているので上の溝に入れてから落とし込めるように徐々に鉋で削るのです。
押し込んでそのまま嵌めるわけではないので少し余裕が必要です。