2019年
11月
08日
金
本日より、今年で12回目を迎えます合同展が始まりました。打ち合わせをしたわけではありませんが今回は動物色の濃い展示作品が並びます。皆搬入の時にそれぞれの出品作を知るのが常です笑
私は9日、14日に会場にいる予定です。沢山の方にお出でいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
とげぬき地蔵尊高岩寺 高岩寺会館
会期11月8日(金)~14日(木)
開場時間全日11時~18時です。
2018年
1月
22日
月
今シーズン、庭に雪が降ったのは初めてかもしれません。昨日の時点ではとても暖かい良い天気だったので、本当に雪になるのかと疑っていましたが予報通りで降り始めました。
なんだか雪の粒が細かくなって来て本当に大雪になりそうな気配。
2017年
11月
16日
木
今年も無事に展示会が終了いたしました。ご協力いただいた方々、そしてお越しいただいた皆様ありがとうございました。
最終日だけ雨の時間もありましたが、概ね会期中は良い天気で昨年より多くの方に見ていただきました。
撮り忘れで写真は他から引用させてもらいました。
2017年
10月
07日
土
今年も高岩寺さんでお世話になります。節目の第十回展。
個人的に11月10日◎、11日◎、12日×、13日△、14日◎という予定です。
何かと行事の多い秋、歳を重ねる秋。この二、三年に比べれば少し余裕のある今年ですが、何事もなければあと十数年はこのサイクルが続きそうです。
2017年
10月
01日
日
タブノキの半割り
コロ(角材)とともに試しに水に浸けて置いたものを五カ月経ったので水槽から出しました。
二年ほど前に預かってから、丸太は半割り、半端なものを九寸角くらいの角材にした後、横にして直射日光の当たらない場所に静かに置いてあったつもりでしたが、気付くと角材に結構な割れが。
材木屋さんに聞くとタブは中々やっかいな木らしく、乾燥は難しいとのこと。元々は都内の庭にあった実生の木のようで、都合で止むを得ず伐採。水を吸い上げている時期に伐ったのもあり余計大変そうなのです。
木は必ず割れが入りますが、それでも昔は手順を踏んでゆっくり乾燥させていたので割れが少なかったようです。秋から春までの水を吸い上げない時期に伐採して枝をつけたまま半年ほど山に置き、水分を出す。その後に枝を落として山から出して来る。だから昔は伐採した山などは赤かったと。
水に浸けるのも方法で、二、三年浸けておくとその後の乾燥が早く、割れが少ない上、材の質も違うというような。
今回は半割りと角材の上、水に浸けるまで時間も空いている状態なので、さてこの後どうなるのか。どれでも良いからなるべく割れが入らず大きな材のまま残ってほしいのですが、もう片方と比較しながら経過を見ていきたいと思います。
2017年
8月
12日
土
最近は、さっぱりしない天気ばかりで、なんだか夏らしくないようです。梅雨時期に雨は降らず、明けてからの方が降ったような。
そんな八月、
先日は中学校の先輩とともに潮来のお祭りに行って来ました。
映像では見たものの実際には初めて。納めた彫刻の具合が気になるところです。
伺ったのは五日で、昼時分に小雨が降りましたが、その後は回復してとても蒸した日になりました。
2017年
4月
20日
木
もうすぐゴールデンウィークですが、自営で、しかもお店形式でなく仕事をしているとあまり気にならなくなってきます。
期間中の、なんとなく浮かれ気分で賑やかな雰囲気感も好きなのですが、せっかく自営なので出掛けるならばズラしたいところ。いずれにしても良いのか悪いのか仕事の具合でカレンダーは関係なく、融通を利かせることも出来ますがやる時にはやらねばなりません。
そしてこれはゴールデンウィーク期間中に行われる金沢美術倶楽部のイベント(若手作家の入札展示会)です。木工、金工、面、彫刻、陶芸、ガラス、絵画、漆芸、工芸、家具、釜師、竹工芸と様々な分野の30名の作家が参加されます。
仏師の山口幹也さんからお誘いいただきまして、私も参加させていただくこととなりました。新しく作ることが出来なかったため、手元にあった小品を何点か出品します。(フクロウ、ホオズキ、オクラ)
他に親交のある方では面打の新井達矢さんも出品されます。
平成29年4月29日(土)〜5月9日(火)10時〜17時(最終日12時まで)
会場 金沢美術倶楽部 一階(金沢市上近江町61番地) 入場無料
各作家複数展示
(問い合わせ)金沢美術倶楽部 076-262-0391
2017年
1月
03日
火
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。年末年始と暖かい良い天気で、良いお正月を迎えることが出来ました。今年も健康で仕事に努める、励むことが出来ればと思います。
2016年
11月
25日
金
11月に関東での積雪は何十年ぶり。場所により初観測となったという11月24日。
物好きなので雪の降るなか写真を撮っておきました。
午後に東京へ用事があり、雪が降るのを電車の中から見ていると年明け2月くらいの感覚に。
山間部を抜ける頃には雪はやみ、都心に近づくにつれ家々の屋根の雪も少なくなり、夕方新宿へ着いた時には地面に雪はありませんでした。
せっかくの機会。翌日、雪に日が当たったところが見られればと思っていましたが、秩父でも葉の上に雪は無く一時の出来事でした。
黄葉と雪の組み合わせは最高です。
2016年
10月
19日
水
なんとなくお盆過ぎから九月、今に掛けて時化た天気が続き、気持ちが晴れない日ばかりでしたが、そんなことは関係なしに時間は過ぎて行くのでとにかくやることをやるだけです。もうコタツを出す季節となってしまいました。
さて今年で第九回目の合同展のご案内です。私は平成24年からの参加なので五回目ですね。
やっと展示会名が落ち着き「工燈」となりました。DMも新しいレイアウトです。もう目が慣れてしまいましたが第一印象はどのような感じだったでしょうか。
会期は
平成28年11月10日(木)〜11月14日(月)11時〜18時まで
会場 高岩寺会館(とげぬき地蔵尊高岩寺)170-0002 豊島区巣鴨 3ー36ー1
私の在廊日は10、12、14日を予定しております。
よろしくお願いいたします。
2016年
9月
16日
金
ボクシングに詳しいわけではなく、テレビで放映している有名な選手しか知らないけれども、ボクシングの試合がテレビであると知ればまず見るくらいの薄っぺらいボクシングファンではあります。
今日の山中慎介選手、長谷川穂積選手の試合も逐次チェックしていたわけではなく、一昨日たまたま知ったようなものですが、次やるときは自然と情報が入ってくると思っていました。
長谷川穂積選手のファンで、紙一重の世界で勝ち続けている凄さはもちろん、ここぞというときの見せ場、怒涛のラッシュに魅せられて、興奮して試合を見ていましたしずっと応援していました。
この世界戦が二年五ヶ月ぶりということで、そんなに経つのかという印象。本人、関係者にとってどれだけの長さだったのでしょうか。
テレビ放映では、かなり編集されていて短時間であったのがとても残念ですが、今後のことはどうあれ とにかく素晴らしい興奮する試合を見させてもらったこと、そして勝ってくれたことが素直に嬉しい。
2016年
9月
07日
水
打ち合わせで都内まで行ったので、帰りに前から目をつけていた展示を見て来ました。
東京芸大美術館で開催中の「驚きの明治工芸」というものです。たまたま初日でした。
実際に見てみるとパンフレットで想像していたものよりずっと内容が濃く、充実していて好みのものばかり。情報量が多すぎて頭が一杯。
そして、なんと今回は企画展なのに写真撮影自由(一部撮影禁止あり)。お客さんの数もちょうど良く見て回れるほどでしたので、誰もいないところを見計らって行ったり来たりで迷惑気味に撮影して回りました、、、
とにかく実際に見て欲しいものばかり。存在感や大きさは図録からは伝わりません。
この後、巡回で京都と なぜかまた関東に戻り川越で展示されるようです。ご興味のある方は是非。
2016年
9月
06日
火
先の仕事の段取りのため富山県井波へ行って来ました。今年の五月以来の約三ヶ月ぶりです。
以前に日帰りをしたこともありましたが、かなりつらく危険なので一泊二日で今回は高岡に宿泊しました。
初日、朝自宅を出発してお昼ごろ富山県へ。
まず材木屋さんへ寄って木を吟味。良い材は当然値が張りますので気楽には買えませんが先の為と思い切って購入。完全に予定外の予算オーバーでしたが、急に仕事が来た時に探すとなるとまた大変なのです。いつか良い機会に恵まれるよう努力することですね。
次に前から伺いたかった木工家さんの工房へ伺いました。メールでやり取りをしても やはり実際に会ってみないとわかりません。見た目にも想像とは違う印象で、お話を伺ってもとても良心的でバイタリティのある方でした。
仕事の手を止めさせてしまって申し訳なかったのですが、また今後お世話になるであろう いろいろな情報をお聞きして、あっという間の二時間。有意義な時間でした。
2016年
9月
04日
日
2016年
9月
01日
木
2016年
7月
29日
金
梅雨明けが発表され、計ったようにミンミンゼミが鳴き始めました。やはり夏の盛りにはやかましいくらいのミンミンゼミが合っています。
やかましいといえばクマゼミで、あれは本当にうるさい笑。このあたりにはクマゼミはいませんが、大きく無骨で黒々としたフォルムは存在感があります。子供の頃、伊豆で初めて捕まえた時に、車の中で離してしまって倍うるさかったのが印象に残っています。
また夏の終わりに鳴き始めるヒグラシの声が好きで、夕方涼しくなって鳴き出すあのカナカナという声を聞くと物悲しいような、夏が終わるなぁという情緒がありました。
ここ何年かはその周期が崩れ、夏のはじめからヒグラシが鳴き出して、なんだかおかしい。自分の親の世代の何十年も前と比べるとということでなく、子供の頃の二十年前と比べても変わっている。百年単位、もっとそれ以上で見るともともとそうだったんでしょうか。
先日行った員弁でも一日中ヒグラシが鳴いているようで、参ったのは朝方四時くらいから鳴き出して、お互いに触発されるのか一斉に声を揃えて大合唱。泊まったところの目の前が林だったので特等席です。ここまで来ると耳障りになってしまい情緒どころではありません。
実際どういう原因かわかりませんが、こんな事からも自然界がどうなっていくのか心配です。せめて省エネを心がけたり、ゴミを減らすために気を遣うべきで日本の過剰包装はいつも気になります。
小さな事であっても心掛けが大事で、大きな目で思いやりを持っていかなければいけませんね。
2016年
7月
28日
木
2016年
1月
03日
日
年末からずっと晴れの暖かい日がつづき、良いお正月を迎えることが出来ました。
今年一年 健康を大事に向上を目標に過ごして行きたいと思っております。
本年もよろしくお願いいたします。
2015年
10月
19日
月
三か月振りのブログ更新となってしまいました。しばらくの間とても更新する気持ちになれず、その上気持ちは急くばかり。ここ数カ月を振り返れば、春時分からバタバタと内容と日程共に大変であった仕事を納め、そのまま関西へ夏中出張、帰って来てからも何かと追われ、自分の力の無さを痛感致しております。
お世話になっている皆様に申し訳ないですが、今年の出品数は寂しいものになってしまいそうです。
お知らせします。
連絡が遅くなってしまいましたが、現在ギャラリー「guild」さんにて小品を数点、展示販売させて頂いております。
ボックスギャラリーという小さな箱型のスペースに、ホオズキとオクラ、林檎を12月27日まで出品中です。
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-20-8(自由が丘駅正面口から徒歩8分、 バス停「八雲三丁目から徒歩5分」) 営業時間 11:00~19:00(2階は18:00閉店) 定休日 水曜日となっております。 |
2015年
4月
23日
木
2015年
4月
12日
日
先日仕事の段取りのために富山へ行って来ました。今話題の北陸新幹線ではなく車です!
富山へ行ったのは一年半ぶりくらいになりますか、久しぶりです。
高速に乗って関越道から上信越道に入ると徐々に妙義山が見え、どんどんと迫って来ます。そのまま右回りにずうっと迂回して行きますが、見慣れないシルエットと迫力に別の世界に来たような気持ちです。
この日はあいにくの天気で霧のような雲とうっすら山に降った雪もあり余計にそんな感じがしました。
トンネルを抜けるごとに天気が変わるようでしたが、道中ところどころに桜が植えられておりとても綺麗でしたね。
2015年
1月
16日
金
彫り下げた字の部分に金箔を押すための下地としてカシューを塗って行きます。
少し薄めて塗り易くして一回目を塗り、完全に乾いてから二回、三回と重ねて塗ります。
(←)三回目の塗りが済んだところ
下地が出来たらいよいよ金箔を押します。
これは初めて知ったのですが扁額の「篇」とは、この字だけで「薄くて平らな」という意味があるそうで、そういえば篇平がそうかと思い一人で納得しました。
言葉に出して使ってはいても漢字を知らない書けないものが多くありそうです。
しかしちょっとこれでは情けない、まずは本を読むことからですかね。大人になっても漢字等々日々勉強ですね...
途中の写真を撮ってなかったというか余裕がなかったので飛びますが、かなり梃子ずりつつもなんとか仕上がりました。
下地の上に接着の為にカシューを塗り、乾ききる前に字の大きさに合わせて金箔を切って載せて貼って行きます。それから真綿で軽く押さえて密着させ最後に刷毛で隙間に入れ込んで当てるように、余分な金箔を払うように刷いていきます。
今回金箔は一号を使いましたが果たして活かせたのかどうか...
金箔の扱いはとても難しく、箔箸で挟んで持ち上げるだけでも技術を要します。金箔の薄さは一万分の一ミリメートルですから表面の少しの段差で簡単に切れてしまいます。
均一にムラなく押していくのは本当に難しいです。
今回は平面的な字ですが立体ともなれば大変です。
塗師屋さんを尊敬しました。
2015年
1月
10日
土
筆跡をそのままに、元の字を忠実に写すよう心掛けて仕上げ彫り。これで彫りは終わりです。
そして、文字に金箔を押して仕上げるためこれから下地を作っていきます。
2015年
1月
07日
水
原本を板に写して彫り始めます。ケヤキ材なのでとても堅く、簡単にはいきません。
すでに額に納まった状態のため玄翁と鑿で荒彫りすると音が反響してかなり耳に来ますがここは仕方ありません。
これはかまぼこ彫りですがよくあるものより断面を丸く仕上げようと思っています。
2014年
12月
29日
月
今回は額の制作です。
これは地元の小鹿野町にある小鹿神社旧本殿の上屋に納まるものです。
字は御歳99歳になる石川さんが揮ごうして下さいました。
現在ある小鹿野神社は、洪水などの理由で明治43年に元あった場所から移転されたものらしく、「腰の根」という場所にあった諏訪神社に合祀されたということです。その際に旧本殿は元の場所に残されており、老朽化が著しいため今回改修ということとなりました。
以前は金網の上屋で中が見づらい感じでしたが、今回建て替えで木造になるそうです。本殿共にどのような感じになるのか来年春の完成が待たれます。
2014年
12月
12日
金
先日、親類と家で酒を飲んでいた時の話。
自分は仕事終わりの途中からの参加、祖父母とそのいとこのオジの話を聞きながら食事をする格好でいました。
自然と昔話になり、先祖のことからこの地域の変遷、子供時分のことなど話は膨らみます。近代、急激に生活が変わった今、最近生まれたような人からは想像出来ないような話でとても興味深く、考えさせられました。その時を生きていた人の実体験ですから聞くべきことです。
その中の一つで、そのオジが子供の頃の話。近くに「蛇塚」というところがあり、蛇塚というだけあって本当に蛇が多く出て嫌だった。ということを聞きました。一歩進むごと、一メートル行くごとに次から次へと出てくる。五十メートル進むのに何十匹も出たと言っておりました。どこまで本当か酔払っていますし昔の話、話半分鵜呑みには出来ませんがとても面白い。
そしてそこから話は蛇のことになり、そこで「セヨリ」という言葉を聞きました。耳慣れない言葉でなんだろうと思っていると、どうも春頃に蛇が交尾のためにうじゃうじゃと集まっている様子のことを言うようでした。
どういう字を書くのか、そもそも方言なのかわかりませんが自分の親も知ってはおりませんでした。
この辺りは山間部なので蛇は出ますが昔よりは見る機会は少ないでしょうし、蛇の交尾となると尚更です。祖父母も一回見ただけということでした。そのことを指す様子自体見ることが無いのですからセヨリという言葉は使われることも無く、消えようとしている。死語が増えて行くのはとても悲しい気持ちです。時代がそう遠くないので尚更でしょう。
もう八十のそのオジが言っておりましたが、俺のお祖父さんが良くいろいろと話をしようとしていたが、子供にとってみればそんな面白くない話など聞きたくないし、後で後でと聞かずにいたんだが、今となっちゃあわからないことを色々と知っていたんだろう、教えておこうと思ったんだろうと話しておりました。
確かに自分でも思い当たる節は多々あります。また聞けば良いと、聞かず終いでわからなくなることが沢山あるでしょう。ただそれではあまりに寂しく情けない、改めて聞いておくべきだと思ったところです。
2014年
11月
17日
月
今年も昨日で無事展示会を終えました。
お忙しい中お運びいただいた皆様ありがとうございました。
期間中は曇りで寒い日はあったものの最終日などは気持ち良く晴れた良い日で終えることが出来ました。
最終日は出品作家も多かったため作家自身で説明などなど。
作り手がどのような思いで作ったのか、どのような意味があるのかなどを知るとまた違って見えるものです。
出品者七人のうち半分程は一年に一度くらいしか会えませんが、この機会にいろいろと刺激をもらいます。
今回も自分にないような発想や技術で勉強させてもらいました。
本当欲しいものもありましたし、、、笑
2014年
10月
27日
月
今年もこの季節がやって来ました。
毎年秋は何かと忙しいです...
七人による展示会を以下の日程でとげぬき地蔵さんでお世話になります。
「工燈ノ集イ」
<会期>2014年11月12日(水)~11月16日(日)
開場 11時~18時まで
<場所>とげぬき地蔵尊高岩寺 高岩寺会館 一階ギャラリー
170-0002 豊島区巣鴨3-35-2
何かメインとして一つでも出せれば良かったのですが、ズルズルと時間が過ぎてしまい作れず終いとなりました。あるとわかっていることですから余計に不甲斐ない。毎年の課題とします。
やむなく今回は以前作ったものと来年の干支も含めて小品を何点か出す予定です。
ちなみに来年の干支は羊、実はまだ途中なので最後の仕上げを頑張ります。
2014年
10月
11日
土
今年に入ってからかフォークリフトのシリンダーからオイル漏れがあるのは知っていましたが、最近漏れがひどくなって来ました。
傾きを調整する左右のシリンダー部分からの漏れで、停めておくだけでも地面に溜まるくらいの勢いです。
いよいよまずいと思い調べてみると1980年10月式ということ。自重1540kgのトヨタ製です。一瞬思ったより新しいと思いましたが、三十四年経っているのでかなりの旧式です。タイヤはひび割れ、溝は摩耗でツルツルです。最近の電気式のスマートなフォークリフトとは違いますが、私が生まれてからずっとあるので愛着はありますし、なかなか良い格好をしていると思っています。
どうしてもなくてはならないものではなく、かといってたまに必要な時もあるので、直して使えれば良いですが、結構修理には掛かりそうです。とはいえ、油圧のものは漏れは仕方ないことですし、よく持った方だと思います。
シリンダー自体傷ついているわけではないのでオイルシールを変えるだけで良さそうですが、シリンダーが引っ込んでいるのでカバーやらを取り外してかなり手間が掛かりそうです。
詳細がわかるかと思い、トヨタの営業所に問合わせて見るたところ、古いものなのでアッセンブリの型番より細かいことはわからない上、生産中止というこでした。
品番がわからないので分解してモノを見て探すか、合うパーツを探すのか、それとも中古を買うか廃車か。しばらくみんなで検討です。
2014年
10月
02日
木
先日、京都市北区上賀茂にあります上賀茂神社へ行って来ました。通称が上賀茂神社で賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)というのが本当なのだそうです。
ちなみに平成27年には遷宮です。
今回、京都駅から地下鉄で来れば良かったのですが、観光ついでにとバスで来てしまったために五分ほどしか鳥居の中にはいられませんでした。
思いのほか時間が掛かり、京都駅から一時間程。降りるところをうかがっていたら上賀茂神社が終点でした。
17時には鳥居が閉められてしまいなんとも残念でしたが、忙しなく一回りだけさせてもらいました。
またあらためてゆっくり来たいと思います。
2014年
7月
26日
土
2014年
7月
05日
土
2014年
6月
26日
木
2014年
6月
24日
火
2014年
6月
13日
金
昨日、埼玉県飯能市で開催された地域活性化のための講演会へ行って来ました。
タイトルは、地域を学ぶ講演会 第一回市民公開講座「飯能の輝く三十年先を考える」主に飯能の林業についての話です。
講師は東京農業大学教授 木村俊昭氏と、ゲストとして関東農政局長 末松広行氏。
実際に拝聴して、タイトルなどから受けた印象よりずっとわかりやすく、面白く感じ、そのまた一方で考えさせられました。
表面的でなく深いところで何を考えるべきなのか、先を考えて行動する意識を皆で持つことが重要だと感じました。
こういったところで良いリーダーも必要ですし、いろいろな考えがある中で進む方向を決め、納得理解してもらうということは本当に大変です。
中でも、先を考えるというところで子供たちの教育のためのキッズベンチャー(子供の頃からまずは身近な地域、社会のことを知るための取り組み)という、自分たちで役職を決め、「何をしたいか」「そのためにはどうするのか」を考え、地元の会社を回り、教えてもらいながら学んで行く授業や、地元の人を講師に親も祖父も一緒になって授業を受ける。というような活動はとても意味のある、必要なことだと思いました。
皆で一緒になって動くということ、ということはとても大事なことですね。
講演会の最後に、短い時間でしたが木村氏と末松氏による飯能林業のこれからについての対談が行われました。
木村俊昭 氏 1960年北海道出身。1984年小樽市入庁し、全国初の歴史的建造物ライトアップ、ものづくり職人の招致、地場産業振興等に携わる。
町興しの手腕を買われ、2006年より内閣官房・内閣府企画官(地域活性化担当)として、地域と大学との連携、地域経済の活性化に取り組む。2009年より農林水産省企画官として、六次産業化・農商工連携に取り組む。2009年NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演。現在、東京農業大学 教授 ・一般社団法人北海道活性化機構 代表理事・公益社団法人日本青年会議所アドバイザー兼地域プロデューサー育成塾 塾長をされている。
末松広行 氏 埼玉県浦和出まれ。東京大学大学法学部卒。1983年農水省に入省し環境政策課長、食料安全保障課長、政策課長などを経て10年7月から林野庁林政部長に就く。
2014年
6月
05日
木
先日無事に大阪梅田の展示会を終えることが出来ました。
都合をつけて来ていただいた方々、協力してくださった方々、皆様どうもありがとうございました。
私が在廊したのは後半の1、2、3の一部だけでしたがその間もほとんど途切れることなくお客様に来ていただき、今までフェイスブックなどでやりとりをしていただけの何人かの方とも実際にお話することが出来ました。
新しい繋がりも出来ましたし、作家それぞれに成果もあり良い機会となったと思っております。
今回の展示会メンバーの中にはほとんど面識のない方もおり、作風もまたそれぞれでしたが木彫ジャンルのコラボということでとても面白かったと思います。
共通テーマとして作った「猫」も作家の個性が見られて作り手側からしても気になったところでした。
2014年
5月
30日
金
今年、地元の神社の鳥居が老朽化のために新調されることになりました。
現在作業が進められており、夏ごろ完成の予定です。
写真は柱となる栗材、水に強く耐候性もあります。かなり大きなものが必要で材だけでもかなりの金額です。欅になればまた値段は跳ね上がります。
大きな材が取れるような木自体が減っておりますし、林業の具合もあり大変です。
人の仕事場に行くというのはあまり良いことではありませんが、鳥居を作る機会に会うことはなかなかないですし、作業場が歩いてすぐの所なので記録も兼ねて見させてもらおうと思います。
2014年
5月
27日
火
引き続き展示会のための制作、
鼠が手元にあったのでそれを、とも思いましたが共通テーマが猫であり、自分自身も「猫」を出品するため、あまり良くないのではという気がして兎にしました。
手に乗るサイズで小さめですが、しっかり彫り込みます。
2014年
4月
17日
木
今頃はミツバツツジが大変綺麗なところです。桜も良いですがミツバツツジも魅力的です。
株によって微妙に色合いが違っていたりして良いですね。非常にデリケートな植物だそうで日当たりが変わったりするだけで影響が出たりします。
成長度合が小さく、手首くらいの太さでも何十年という樹齢です。
種から生やすか挿し木で増やせれば良いのですが。
2014年
2月
22日
土
(写真は14日の晩 家の前にて)
14日の昼間までは大したことはないと思っていたのですが仕事を終えて外に出て驚きました。
結局15日の午後まで降りつづき90センチの積雪。同月8日の雪もまさかと思っていたのに、さらに倍以上降るとは、、、、、
ずっと雪下ろし雪かきなどをしていますが今日で目処をつけたいところ、
雪国でないところへ降ったため十分な備えなどがなく余計に大変な感じです。
2013年
11月
26日
火
先日24日にトーハクでのイベントに行って参りました。新井達矢さんによる面打ちの実演とトークということで午前と午後のそれぞれ二部に分かれており、平成館のホールで行われました。
彫刻史研究員の浅見さんという方と新井さんが並んで座り、司会の方とともにまずは自己紹介、面についての細かな説明、トークをしてから実演、が午前の部。
実際に彫るところを見せるわけですし事前予約で人数が制限されていましたから、作業しているところを囲んで見学するものだとばかり思っていたのですが、実際はホール壇上でそのまま実演、プロジェクターで映して席に座ったまま見学するという形でした。
出来れば人に見られながらの作業はしたくはないと(笑)個人的には思うのですが、今回はその上改まった席でかなり緊張されたのではないかと思います。
進行具合が違う面を用意されていて、荒彫り、小作り、彩色を見させていただきました。さすがに最初の十分ほどは緊張の様子が伝わってきましたが、徐々に集中し自分の世界に入っていったように感じました。
客観的に見ると人の仕事というのは面白いもので同じ彫ることですが槌の振り方やリズムなど個性があって興味深いです。とても勉強になります。
ネクタイ、ベストに足袋というのがまたシュールでした。
午後の部はトークで、特集陳列されている安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した面打、是閑と河内という作家の作を数点取り上げて新井さんによる技術的観点からの解説、感想や浅見さんによる研究員からの視点のお話でとても内容の濃いものでした。
新井さんと会うまでは面に注目していませんでしたし見る機会もそれほどなかったのですが、説明を受けたりすることでその奥深さが感じられるようになりました。
良いものを見ることが本当に大事なのだと実感です。
今後はお二人で、それぞれの視点で見て意見を交えながら面の調査研究をされるということです。
他の分野でも行われていることかもしれませんが、作り手も一緒になった研究がもっと増えていけば良いんではないかと思います。
2013年
11月
19日
火
2013年
10月
24日
木
去年から参加することになった展示会が今年も開催されます。
今までは人数により 「 ○人展 」 と変えていましたが、今年からこの展示の名前が 「 工燈ノ集イ 」 となりました。よろしくお願いいたします。
この展示は、以前の作品もありますが各々がこの一年で新たに作ったものを展示する発表の場でもあります。ご興味のある方、ぜひお運びください。
<参加作家>
新井達矢(能面)、梶浦洋平(仏像)、田中俊成(神楽面)、新井田慈英(仏教美術)、宮本裕太(木彫)、林円優(絵画)、黒住和隆(仏像)
<会場>
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨3丁目36-1
とげぬき地蔵尊高岩寺 高岩寺会館(一階展示場)
商店街に面している建物とは別で、地蔵通り商店街から横道に入ったところです。
(↑Aの場所です)
<最寄り駅>
JR山手線 「 巣鴨 」 正面口 徒歩5分
都営地下鉄 三田線 「 巣鴨 」 A3出口 徒歩2分
都電荒川線 「 庚申塚 」 徒歩2分
<会期> 2013年11月9日(土)~14日(木)
<開場> 11時~18時(最終日のみ16時まで)
2013年
10月
19日
土
館内もかなり混んでいて、なかなかゆっくりとは見られなかったのですが、行ったり来たりしながら空いているところから全部見て回りました。
色彩の工夫やいろいろな表現技法を使ってあり新鮮な驚きと迫力を感じました。本当に見ることが出来てよかったと思います。
有名なものから、こういうものも描いていたのかというものまで、展示数も多く充実した内容で、写真で見ていたものを実際に見て、ずいぶん大きさのイメージの違いがあるのでそういった驚きもありました。個人的には図録にも館内の様子などもちょっと入れてみてもいいのではないかと思ってしまいます。
2013年
10月
09日
水
2013年
9月
30日
月
九月のはじめ、休みの日に足を延ばして岡山県井原市の田中美術館へ行って来ました。
ここは平櫛田中(ヒラクシ デンチュウ)という彫刻家の作品を展示するための市の施設で、田中が市内の学校に寄贈した作品や遺族から贈られた作品を中心に数多くの作品を見ることができます。
実は八月にも来たのですが、その時に高村光太郎の特別展があるということを知り、二度目の訪問でした。
先に知っていればと思いましたが、特別展のための展示作品の入れ替え、並べ替えがあり、田中作品は少なくなっていたので、田中を見るのであれば平常展示がおすすめです。塑像やブロンズなども含めて作品が多いのでかなり満足感があります。
また今回の光太郎展も作品が一堂に会していたのでたっぷり見させてもらいました。
やはり本物を見るのは嬉しくもあり、また技術の差を目の当たりにして考えさせられ、自分を見つめ直す機会になります。
いろいろな方向から見ることができるように展示してあり、写真集などでは気付かなかったことも知ることができました。お近くの方おすすめです。
生誕130年 彫刻家・高村光太郎展
井原市立 田中美術館 会期 平成25年8月30日(金)~平成25年10月20日(日)
千葉市美術館より巡回のようです。
2013年
9月
24日
火
去年、富山市で行った展示会の流れで、今年は金沢市で開催します。
搬入のため 3日に金沢へ行き、会期中は会場にいる予定です。
「題名」伝統のありか
「サブ題名」木彫りの彫刻
作者 坂上俊陽 、宮本裕太 、高場正良、 牧芳彦 、住吉太雲
日時 10月4日(金)~10月6日(日) 午前10時~午後6時
場所 西茶屋街 西検番事務所
(石川県金沢市野町2-25-17)
2013年
9月
19日
木
久しぶりの更新です。出張から帰ってきたのでまたブログを始めます、本当に暑く、短く感じた夏で良い経験、勉強をさせてもらいました。
出張中の間に訪れたところなど、またあとで載せることがあるかもしれませんが、とりあえずご報告いたします。
(←)帰りの際に通った諏訪湖です、まだ諏訪市をまわったことがないのでぜひ行きたいと思っております。
2013年
6月
24日
月
今月後半から兵庫の方へ仕事で行くことになっていまして、
その間のブログの更新などは出来ないかもしれませんのでお知らせいたします。
道具やらを一式持って、夏中は兵庫の方で生活をします。何しろ暑い時期ですし、遠い場所なので移動が大変そうですが、気をつけて行って来たいと思います。
こちらへ帰ってくる秋口くらいにはパソコンを始められると思います。
よろしくお願いします。
宮本彫刻
メール miyamoto.a.a@hotmail.co.jp
2013年
6月
06日
木
2013年
5月
17日
金
先日、東京国立博物館で開催されている大神社展に行ってまいりました。
展示期間が前期と後期に分けられているものもあって、全て見られたわけではありませんが、全国から集められた宝物はとても見応えのある内容でした。
2013年
3月
29日
金
2013年
3月
22日
金
ずっと作ろうと思っていたもののなかなか手を付けられず、そして進まずでしたが、やっとウェブサイトが出来ました。
まだ基本的なところしかありませんが、ブログと並行しながら徐々に良くしていければと思います。
ウェブサイト http://www.mokucho.jp/
2013年
1月
25日
金
動画を新しく作りました。
修行時代の写真も含めたスライドショーです。前のものはフラッシュでしたので以前再生出来なかった方も見られると思います。
出来るだけ良い画像でと思ったのですが、やはり画質と色が変わってしまいますね。
http://www.youtube.com/watch?v=wNVbclz5Z5E&feature=player_embedded
2013年
1月
09日
水
先日、松屋銀座で催されている観世宗家展に行ってまいりました。
広い意味で木彫関係の五人で鑑賞して来たのですが、それぞれ感じ方も好みも違うので、自分だけでは気付かない部分にも注目することができました。おもしろいですね。
また面の本職 、新井さんもおられたので専門的な技術的なものまで解説していただき大変勉強になりました。
最初見た印象としばらく時間をおいて見た時の印象が変わった面や、見ていて引き込まれるような面もありました。実際に使用され、年月を経て現在に伝わるわけですからすごいことです。
風化の美を感じました。
2013年
1月
03日
木
単純に、こんなものがほしいということだけでもまずはご相談ください。
デザインから制作まで一人で行いますので柔軟に対応できます。
また、希望ご予算がある場合はおっしゃってください。予算内で出来るかどうかも併せて考えます。
<注文の流れ>
(1) お問い合わせ、相談
例えば、
「 玄関や床の間に何かひとつ飾りたい 」、
「 今、飾ってある絵や壁掛けを季節によって変えたい 」、
「 記念として何か送りたい 」 、
など、どんなものが良いかということからでもご相談いたします。
また、値段については使う木材の種類、大きさ、掛かる手間によって変わってきますので、お話しする中で提案をさせていただきながら最初の段階で大体の見積もりをいたします。
(2) 注文、(図案を描く、確認)
基本的には注文の際に内金をいただき、お客様の希望をお聞きしてから図を描き始めます。
場合によって大まかな案を何通りか考えた中から選んでいただいて、図を考えていきます。図案が出来ましたら郵送し、直接確認いただきまして、「よし、これで彫ってくれ 」 となってから彫り始めます。
(3) 制作、納品
仕上がり次第、直接お届けするか郵送にて納品いたします。
( 納期がある場合は事前に相談の上 )
残りの代金をお支払いいただきます。納品の際に直接受取か、銀行振込でお願いしております。
郵送の場合はご入金を確認後に発送いたします。
お問い合わせは下記のアドレスにメールしてください。
miyamoto.a.a@hotmail.co.jp
2012年
12月
04日
火
2012年
11月
19日
月
昨日、無事に展示会を終えることができました。途中、天気が芳しくない日もありましたが、多くのお客様に見に来ていただきまして、本当にありがとうございました。御礼申し上げます。
この数カ月なにかと行事や、用があったのですが、個人的にはとりあえずこれで一段落です。
この展示会は今年で五年目、去年は見る方でしたが、今年は逆の立場でした。実際にやってみると、いろいろ考えなくてはならない点や、内側から見ての難しさを感じました。
都合で全員ではありませんでしたが、搬出が終わった後、皆でお酒も交えて話しをし、良い意見交換もできたと思います。
今後もこの展示会を継続して、定着させていけたらという方向です。また次回をよろしくお願い致します。
2012年
11月
08日
木
お近くの方、ご興味のある方は、ぜひお越しになってください。
尚、17日と18日は私も会場にて応対させて頂きます。
<会場> 東京都豊島区巣鴨3-36
とげぬき地蔵尊高岩寺 高岩寺会館(1階ギャラリー)
<最寄り駅>
JR山手線 「 巣鴨 」 正面口 徒歩5分
都営地下鉄 三田線 「 巣鴨 」 A3出口 徒歩2分
都電荒川線 「 庚申塚 」 徒歩2分
<会期> 2012年 11月11日(日)~11日18日(日)
11時~18時 (18日は16時まで )
<出展作家>
新井達矢(能面)、梶浦洋平(仏像)、黒住和隆(仏像)、田中俊成(神楽面)、林円優(仏画)、新井田慈英(仏教美術)、宮本裕太(木彫)
2012年
10月
19日
金
2012年11月1日(木)~11月5日(月)までの期間に、
富山県のギャラリーで 、「 天神様 」 と 「 来年の干支 」 の展示会をいたします。
修行時代の同期と先輩、四人での展示です。
また、他にも全国からつながりのある作家さんに、干支の出品をしていただきます。
富山県内では、DM、チラシなど配布中で、後援して下さる北日本新聞社さんの「 北日本新聞 」 に11月のはじめに載せていただく予定です。
場所は、富山県富山市栄町 1-4-3 アートギャラリー栄 さんです。
10:00~18:00(最終日は17:00)
2012年
10月
06日
土
2012年
8月
16日
木
2012年
5月
23日
水
彫る前に写真や実物を見たりすると、自分が想像していたことと違っていたり新たな発見があります。
動物でも植物でも本当に良く出来ていて驚くことが多いです。
彫刻の図案というのは絵画とは少し違っていて、自分が思う良い構図で描くわけですが、ただ描くだけでなく彫刻するための図にしなければいけません。やり方にもよりますが、たとえば鳥を描くときでも完全に宙に浮かせるわけにはいかないので雲や霞を描き、どこかを触れさせておいて離れていかないようにするなど、いろいろなことを考えます。
また立体では、正面だけ出来ていれば良いということではないので、上からや横から見たときのことを考えておく必要があります。
昔の話で、絵師の人が描いた図を彫刻するという仕事があったそうで、絵師の人は彫刻の勝手はわからないため、彫るのに苦労したと聞いたことがあります。
自分で考えるのは難しいですし時間の掛かることなんですが、自分の思ったようにいくらでも考えることができるので面白みがあり、そこが良いところです。