2014年

1月

04日

木彫り 「 稲荷 狐像 」 置物 5

あけましておめでとうございます。

今年もまたよろしくお願いいたします。

 

これは昨年に仕上げた稲荷神の神使(眷属)の狐像です。

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2014年

1月

08日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 1

新年初めの仕事は木取りからです。この時に木目などを吟味し、仕上がり時のことを考えて木取ります。

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2014年

1月

09日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 2

まずは鋸で挽いて大まかに落としていきます。

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2014年

1月

12日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 3

図を見ながら中心線を基準に手や足などそれぞれの部分を出していきます。

 

朝方は工房が寒すぎて、ある程度部屋が暖まるまで仕事になりません、

 

板張りは足が冷えますね、、、

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2014年

1月

13日

木彫り 「 平 清盛 像 」 置物 4

襟元を出したらだいぶカタチが見えてきました。次は後ろからも彫り込んでいきます。

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2014年

1月

14日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 5

後ろにまわって背中から彫っていきます。

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2014年

1月

15日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 6

万力、足や膝で押さえながらの作業です。平面がなくなるにつれて彫りづらくはなってきます。

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2014年

1月

17日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 7

透かすところは透かして仕上げやすいように小彫りをしていきます。

 

小道具でやると言っても大変なので荒彫りの時にやっておきます。

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2014年

1月

19日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 8

頭部の木取りです、小さくて危ないのでここからさらに手で挽いていきます。

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2014年

1月

20日

木彫り 「 平 清盛 像 」 置物 9

(←)これで下仕事は済んだので頭部の荒彫りをしていきます。中心線を基準に斜めにはつり、耳も出します。

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2014年

2月

02日

虹梁制作 社寺彫刻

先日納めた虹梁について載せたいと思います。

 

虹梁とはいわゆる梁のことで、社寺の構造材です。

使われる場所や形状によって「繋虹梁」「海老虹梁」などいろいろと呼び方があります。

 

今回はヒノキ材の十五尺物、乾いているとはいえ結構な重さがありますので運び入れるのも大変でした。

←)彫刻前の写真


この細長く狭いスペースは普段は機械を掛ける場所として使っており、大きなものをする時は臨時で使います。入口から奥まで三間で、虹梁が二間半、棚が奥にあったのでギリギリでした。

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2014年

2月

10日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 10

先日の大雪にはびっくりしました。まさかここまで降るとは.....

普段の景色と違って変な感じで、富山にいたころを思い出しました。

 

そして、こうなるとやむなく方々の雪かき。半日かかって大変でしたが、日が出れば屋根の雪などさすがに溶けるのが早い。体を動かしたのと景色とで少し気分転換になったような気もします。

 

本当春が待ち遠しいです。

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2014年

2月

12日

社寺彫刻|手挟みの制作

先日納めた手挟(たばさみ)について載せます。

 

手挟とは、向拝(本堂や拝殿から前に出た部分)の屋根を支える向拝柱と垂木の間に取り付けられる部材です。

 

 

(←)写真の楕円の部分です。

 

普段意識せずに参拝していると、なかなか気付ない部分ではありますが、「鶴に松」「鷹に松」「牡丹」「菊」「水波に亀」など、手の込んだ様々なものが彫刻されているところもあります。

 

富山県南砺市井波町にある瑞泉寺太子堂の手挟は「雲水龍」「桐に鳳凰」の図で一木から彫り出す透かし彫りが施された素晴らしいものが入っています。

 

工房が門前だったのでなにかと見に行っていたのですが、さすがにやはり鐘楼堂から何から本当に良い仕事のものばかりです。

 

彫刻を始めてから年月が経つにつれて益々そういった印象を受けます。

 

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2014年

2月

14日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 11

太刀や笏など後から取り付けるものを作ります。

 

まず適当な大きさの木を選び、それをさらに寸法で取ります。

 

(太刀は柄の方と鞘の後ろの方とで分けて作ります)

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2014年

2月

15日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 12

この状態から作った太刀と笏を取り付けていきます。

袖口などは手を仕上げてからでないと掛かれないため順番に・・・

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2014年

2月

22日

2014年2月の大雪

(写真は14日の晩 家の前にて)

14日の昼間までは大したことはないと思っていたのですが仕事を終えて外に出て驚きました。

結局15日の午後まで降りつづき90センチの積雪。同月8日の雪もまさかと思っていたのに、さらに倍以上降るとは、、、、、

ずっと雪下ろし雪かきなどをしていますが今日で目処をつけたいところ、
雪国でないところへ降ったため十分な備えなどがなく余計に大変な感じです。


今だ場所によって孤立しているところもあり、除雪など懸命な作業が続けられているようです。

早く解消されるのが待たれます。
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2014年

3月

05日

木彫 「 平 清盛 像 」 置物 13

しばらく間が空いてしましましたが、清盛像の続きです!

 

清盛の画や像はいくつか残されていてますが実際はどのような姿をしていたのか。

 

昔の人や物で、そういった思いが湧くことがいくつもあります。百年前の日本とか明治期の写真というような本は本当に興味深いです。想像力が掻き立てられます。

今回は少し威圧するような厳しめの表情というイメージ。

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2014年

3月

07日

木彫り 「 平 清盛 坐像 」 置物 14

冠の後ろに付く纓(えい)と呼ばれる部分を作ります。実際も外せるようになっていて、付け根の部分を冠の差込に挿すようになっています。

木目でどうしても弱い部分が出てきてしますのですが、まだいけると調子に乗ってノミで荒彫りをしていたら案の定、亀裂が入ってしまいました、、、

これは二つ目です。

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2014年

3月

10日

木彫 「 平 清盛 坐像 」 置物 15

途中途中で間が空いてしまいましたが、これで完成です。


束帯姿であらわしてあります。

 

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2014年

3月

20日

円窓 木彫装飾 「雲に兎」 1

今回は円窓に取り付ける装飾を彫っていきます。

 

図はお客様のご要望で「雲」と「兎」です。いつも考えているような四角の画面ではなく円の中にデザインしていきます。

 

こういった画面もいつもとは違ってまた面白いです。

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2014年

3月

26日

円窓 木彫装飾 「雲に兎」 2

荒彫りの段階

 

板に彫刻するにしても、荒彫りではとにかく下げるところは下げ、立体的に見えるように心掛けます。

 

 

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2014年

4月

03日

円窓 木彫装飾 「雲に兎」 3

これで彫りは仕上がりです。
新築のお宅なので、円窓に収まって見られるのはまだ先になりますが、自分自身もどのようになるのか楽しみです。

窓の直径は64cm。家の壁と一緒に嵌め込み式となっております。

大事な装飾を依頼してくださったお客様に感謝です。

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2014年

4月

03日

木彫 不動明王 1

これから不動明王を彫るために、この榧(カヤ)を使います。

8 世紀後半(奈良時代)から10 世紀(平安時代)にかけての主要な一木造りの仏像は圧倒的にカヤが多かったようです。

 

1998年のMUSEUM No.555には、実物の部位から採取された試料の走査電子顕微鏡および光学顕微鏡観察に基づく木材樹種識別結果が報告されており、奈良の唐招提寺の如来立像、十一面観音立像、伝衆宝王菩薩立像、伝薬師如来立像等、大安寺の十一面観音立像、聖観音立像、伝馬頭観音立像、広目天立像等、神護寺の薬師如来立像、元興寺の薬師如来立像の17 体の全てがカヤ材だったそうです。

 

カヤという材は均質かつ緻密で甘いような香りと光沢があり、碁盤や将棋盤に賞用されています。

淡黄色で木目は目立たずも存在感がありとても美しいものです。これから徐々に彫り出していくわけですが、自分としても仕上がりが楽しみです。

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2014年

4月

04日

不動明王 制作

必要な部分を取るために角材からある程度の大きさに製材しました。この状態からさらに細かく吟味して図を写します。

 

顔の部分を柾目に持ってくるということ。心材(赤味)になる前の辺材(白太)を除くこと。割れを除けること。をすると、初めでは大きく十分に目的の材が取れそうなものでも実際はあまり適した部分が取れないものです。

 

ある程度の割れや色味などを気にしなければ良いのですが、彫刻は贅沢のもので本当に良いところしか使いません。木目を考えれば尚更です。

確実に言えることは木材は有限であり、また自分が生きてきた何倍もの年月を経たものを使うことが殆どです。敬意を込めて大事に使わなければなりません。

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2014年

4月

06日

木彫 不動明王 3

図を写して輪郭で落としたら荒彫りを始めていきます。

 

ここからやっと彫りの段階。大事にやっていきます。

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2014年

4月

08日

木彫 不動明王 4

余分なところを全体的にはつっていきます。

 

落とすところは落とすところ。結局最後には取らなければならない部分ですから、いかに的確に見当を付けて進めるかが課題です。

 

見当を付けるために目安として残しておく部分もありますが、時間を掛けるべきはもっと先のところですね。

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2014年

4月

10日

木彫 不動明王 5

衣や腕輪などを出しながら全体を見て彫っていきます。

 

 

彫っているうちに細かな部分の悩み所が出てきます。

実際にやってみないとわからないことは多くありますが、こういう事も経験と準備である程度解決できるところなんでしょう。

 

反省と改善ですね。

 

 

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2014年

4月

17日

ミツバツツジ

今頃はミツバツツジが大変綺麗なところです。桜も良いですがミツバツツジも魅力的です。

 

株によって微妙に色合いが違っていたりして良いですね。非常にデリケートな植物だそうで日当たりが変わったりするだけで影響が出たりします。

成長度合が小さく、手首くらいの太さでも何十年という樹齢です。

 

種から生やすか挿し木で増やせれば良いのですが。

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2014年

4月

20日

木彫 不動明王 6

全体の感じはこのようになります。今回は童子の不動様なので、各部分の要素を残しつつも手足は短く凝縮するようなイメージで進めています。

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2014年

4月

21日

木彫 不動明王 7

板に光背の図を写して糸鋸で抜いていきます。

 

図の内容によりますが、単純に透かす部分の数だけ仕事をするということになります。

 

この機械には、挽いた先に出るオガ屑を飛ばすためのエアーが付いていないため、線が見えなくならないように息を吹きながら作業します。

いい加減でやれば良いのですが、徐々に手元に集中していってしまうと息の方で無理をして、苦しくなって止めるようなことがしばしば...

クラクラしながらいるとオガ屑の細かなホコリが充満していてまた苦しい。

夏場は扇風機を掛けますが寒い時期は我慢です。

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2014年

4月

22日

木彫り 不動明王 8

火焔光背の続きになります。

 

糸鋸を使って輪郭で抜いたら彫りの工程です。鑿で荒彫りをしていきます。

 

光背は横から見ると真っ直ぐではなく内側にカーブを描いており、若干包み込むような感じになっているので、はじめにしゃくるように鑿ではつっていきます。

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2014年

5月

18日

不動明王の持ち物

別に不動明王が右手に持つ宝剣と、左手に持つ羂索(けんさく)を作ります。

 

羂索の五色の縄は絹の撚縄を使い、先端にある分銅と環はそれぞれを彫り出します。

 

もともと剣を持った格好で彫り出してあるので、剣を手に持たせるとかなり印象が変わり、格好が良くなることでしょう。

 

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2014年

5月

20日

仏像彫刻 不動明王

全てを組んでこれで仕上がりました。

 

総榧材で彫り上げたものなので綺麗な木目と色合いがとても良いです。

 

また、カヤ特有の甘いような柔らかい香りがします。

 

 

 

 

 

全体高 35cm、幅16cm、奥 12.5cm

本体 20.5cm

 

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2014年

5月

26日

猫の仕上げ

梅田の展示会まで残りわずか、、、

 

今はとにかく時間が欲しいところ

共通テーマの猫を仕上げます...!!

 

http://ameblo.jp/miyamoto-blog/entry-11835945380.html

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2014年

5月

27日

兎 彫刻

引き続き展示会のための制作、

 

鼠が手元にあったのでそれを、とも思いましたが共通テーマが猫であり、自分自身も「猫」を出品するため、あまり良くないのではという気がして兎にしました。

 

手に乗るサイズで小さめですが、しっかり彫り込みます。

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2014年

5月

30日

鳥居 新調

今年、地元の神社の鳥居が老朽化のために新調されることになりました。

現在作業が進められており、夏ごろ完成の予定です。

 

写真は柱となる栗材、水に強く耐候性もあります。かなり大きなものが必要で材だけでもかなりの金額です。欅になればまた値段は跳ね上がります。

大きな材が取れるような木自体が減っておりますし、林業の具合もあり大変です。

 

人の仕事場に行くというのはあまり良いことではありませんが、鳥居を作る機会に会うことはなかなかないですし、作業場が歩いてすぐの所なので記録も兼ねて見させてもらおうと思います。

 

 

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2014年

6月

05日

梅田で木彫グループ展

先日無事に大阪梅田の展示会を終えることが出来ました。
都合をつけて来ていただいた方々、協力してくださった方々、皆様どうもありがとうございました。

 

私が在廊したのは後半の1、2、3の一部だけでしたがその間もほとんど途切れることなくお客様に来ていただき、今までフェイスブックなどでやりとりをしていただけの何人かの方とも実際にお話することが出来ました。

新しい繋がりも出来ましたし、作家それぞれに成果もあり良い機会となったと思っております。

 

今回の展示会メンバーの中にはほとんど面識のない方もおり、作風もまたそれぞれでしたが木彫ジャンルのコラボということでとても面白かったと思います。

共通テーマとして作った「猫」も作家の個性が見られて作り手側からしても気になったところでした。

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2014年

6月

10日

大国主 像|木彫

京都から帰って来まして、次は大国主像を彫って行きます。

お話は去年の内にいただいておりましたが、お客様とじっくりとやりとりしながら図を決めたものです。

 

クスノキ材で台共に彫り出して行きます。

 

 

 

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2014年

6月

11日

大国主命|木彫像

木取りをして荒落としの段階、独特な服装のため少し慎重になります。


これは大国主が堂々と歩み出そうとしているイメージで考えています。

 

 

 

 

 

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2014年

6月

11日

向拝 虹梁彫刻

これは宮城のお寺に納まる虹梁になります。

 

向拝の正面虹梁、本堂と繋がる繋ぎ虹梁、二通りの図案を描きます。

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2014年

6月

13日

西川林業 飯能吾野

昨日、埼玉県飯能市で開催された地域活性化のための講演会へ行って来ました。

タイトルは、地域を学ぶ講演会 第一回市民公開講座「飯能の輝く三十年先を考える」主に飯能の林業についての話です。
  講師は東京農業大学教授 木村俊昭氏と、ゲストとして関東農政局長 末松広行氏。

 

実際に拝聴して、タイトルなどから受けた印象よりずっとわかりやすく、面白く感じ、そのまた一方で考えさせられました。


 表面的でなく深いところで何を考えるべきなのか、先を考えて行動する意識を皆で持つことが重要だと感じました。
こういったところで良いリーダーも必要ですし、いろいろな考えがある中で進む方向を決め、納得理解してもらうということは本当に大変です。

 

中でも、先を考えるというところで子供たちの教育のためのキッズベンチャー(子供の頃からまずは身近な地域、社会のことを知るための取り組み)という、自分たちで役職を決め、「何をしたいか」「そのためにはどうするのか」を考え、地元の会社を回り、教えてもらいながら学んで行く授業や、地元の人を講師に親も祖父も一緒になって授業を受ける。というような活動はとても意味のある、必要なことだと思いました。

皆で一緒になって動くということ、ということはとても大事なことですね。

 

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2014年

6月

14日

鳥居新調 2

一番上に来る笠木と島木という部分。

 

反りのある明神系のものでこれには屋根が付きます。

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2014年

6月

23日

大国主 木彫像

大体のおおまかな形は出せました。全体はこのような感じになります。

 

今回は台共に彫り出しで剣を別に作り、手に持たせます。

最初のイメージはあるものの、これからさらに彫り込んで行くうちに最終的に表情をどうしようかと考えます。

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2014年

6月

24日

鳥居新調 3

鳥居の柱の加工です。


角材だった柱の角を取り、八角、十六角と順に面を取って行きます。削っては墨打ちをして正確な面を出さなくてはいけません。

 

これは直径九寸で一割の先細りとなっています。


そして、最後に内丸鉋で丸く仕上げるのです。

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2014年

6月

25日

社寺彫刻 虹梁

大工さんのところから木造りの済んだ虹梁を運んで来てもらいました。

十二尺の正面の向拝虹梁と九尺の繋ぎ虹梁二丁、これにそれぞれ両面彫刻をして行きます。狭いので動かすのが大変そうです。

 

木肌はとても綺麗で香りの強い良い檜材です。

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2014年

6月

26日

神社 鳥居新調 4

柱を丸く削り、仕口の枘の加工も済んであとは防水のための塗料を塗って組むのを待つだけです。

 

以前建っていた鳥居はかなり傷んではおりましたが、明治十八年建立とありましたから129年経っています。

維持していくためには手入れも大事な要素で地元の協力も必要です。長く健全な状態で維持されればと思います。

 

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2014年

6月

27日

虹梁彫刻 向拝

これは繋ぎ虹梁、正面よりもあっさりとした図にしてあります。

 

片面だけですが結構木っ端が出るもんです。

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2014年

7月

05日

神社 鳥居新調 5

今日はいよいよ鳥居の建前の日です。朝から雨が降り続き、延期になるかともしれないと思っていましたが、うまい具合に弱まってくれたので小雨の降る中の作業です。

まずはクレーンで柱を立てます。はじめの角材からはだいぶ軽くなりましたが、とても起こせるようなものではありません。

 

慎重に礎石の枘と合うように下ろして据えます。

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2014年

7月

06日

木鼻彫刻|寺社彫刻

正面虹梁の両脇に付く木鼻を彫って行きます。

 

これはシノギ (鎬) と言って側面の中心線を頂点に図の輪郭を山状にします。

図によっては木鼻や蟇股の仕事のウエイトの半分近くはこのシノギを取る作業です。

 

中心線を出すために輪郭で真っ直ぐに突いて、それから順にシノギを取って行きます。

 

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2014年

7月

07日

虹梁 制作

とても香りが強く、また彫り易い綺麗な良い檜でした。彫刻の仕事は済んだのでこれで納めます。

わざわざ遠方の宮城から取りに来てくださいました。

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2014年

7月

26日

鳥居新調 6

両部鳥居
両部鳥居

今月半ばに出来上がりました、本柱の前後に広がって小さい柱のある両部鳥居という種類の鳥居です。

 

屋根板を張って銅板葺きにしてあります。

手入れをしながらこれから長いこと持ってくれればと思います。

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2014年

8月

18日

大国主像 木造

大国主像 木造

間が空いてしましましたが、大国主像を彫り進めています。


しかし今年の夏のはじめには家の中でも逃げ場のないような暑さの日がつづき、本当に参りました。

冷房がなくとも外よりは家の中の方が涼しいものですがどこへ行っても同じように感じたほどです。

さすがに猫もバテて緊張感もなく伸びていました。


夏が自分の子供の時と比べてでさえ暑くなった気がします。


若いからと言っても最近は本当に運動不足、体調管理に気をつけつつ仕事をしたいと思います。


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2014年

8月

23日

大国主 像 木彫 

大国主 像


オオクニヌシ像 仕上がりです。


神話の中の一場面で、兎を助ける様子をあらわしている島根県出雲大社の大国主像を参考にしてあります。


独特の服装と美豆良(みづら)と言われる顔の横で髪を束ねた格好をしています。

大刀を手にして前へ踏み出そうという心境のイメージで彫ってあります。






高さ23cm

クスノキ材

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2014年

8月

26日

木彫 カエルの壁掛け

カエル木彫り壁掛け

プレゼントのための壁掛けの依頼を頂いたので図を考えます。


エキゾチックなモチーフで、普段脱力しているであろう格好もなかなかひょうきん。

アフリカツメガエルという名前のカエルです。


思い入れのあるカエルなのでしょうから特徴を押さえつつしっかりまとめられればと思います。


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2014年

9月

04日

木彫壁掛け お祝いの品

クスノキ板 木彫

まずクスノキの板を用意します。

最初に額に掛かる部分を作るために側面に溝を入れておきます。


この方式でする仕事は久しぶりです。

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2014年

9月

05日

木彫壁掛け お祝いのプレゼント

壁掛け木彫 カエル

地を下げてメインのカエルとその周りの葉を出します。

何事もそうですが下仕事が大事です。


そしてだんだんと崩して上げ下げ、それぞれの位置を決めていきます。

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2014年

9月

06日

木彫り壁掛け カエル

木彫 カエル

ある程度上げ下げと小彫りが済めば、次に余分な部分を取るように、斜めに突いて透かして行きます。


この作業で見た目も軽くなり仕上がりのイメージもし易くなるところ。

2014年

9月

08日

蛙の木彫 壁掛け 

蛙 木彫り壁掛け

仕上げの段階です。

今回このようなレリーフ、というより半立体のかたちにしたのはいくつか理由があります。その一つとしては主題の蛙の手の細さです。後ろ足は水かきがありますが、前足は独立した四本指です。

やってやれないことはないですが、これを透かし彫りにすると強度が足りなくなってしまうのです。

やり方として透かすにしても、手の部分に葉をあしらったりすれば可能ですが、それは他の理由に掛かって来ます。


この蛙についてはアフリカツメガエルという種類の蛙で名前の通りアフリカ原産です。

乾季には泥の中で夏眠し普段は水中で生活をするよう。この図も水中をイメージしてあり表現がむずかしいところです。


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2014年

9月

11日

木彫 壁掛け カエル

壁掛け カエル木彫

今回の壁掛けのやり方は一枚の板に図を写して、その図以外は下げて地を作り、一段上がった図部分を半立体として彫っていくものです。

これは部分によっては立体で丸々と彫り出せるので奥行きが出せますが、同時に面が増え、地板を残したやり方をする場合は作業が難しくなります。


木には目があるため出来るだけ順目の方向に削らなくてはなりませんし、細かな場所も高さに揃えるようにします。地味な作業ですがなかなか根気のいるところ。

葉やカエルの絵を取り除けばフラットな板となるように綺麗に地を鋤くことを心掛けます。



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2014年

9月

13日

アフリカツメガエル 木彫り壁掛け

アフリカツメガエル 木彫り壁掛け

前足には水かきは無く独立した細い指が四本あります。

完全に地の板と切り離すわけではありませんが、そう見えるように軽く仕上げます。

後ろ足は水かきがあり五本指、内側の三本には爪があります。

全体的に扁平な体つきをしており各部分が特徴的です。

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2014年

9月

18日

木彫壁掛け アフリカツメガエル

木彫 カエル

額に収めて これで仕上がりました。


今回は古希のお祝いの贈り物としてご注文を頂いたものです。

ご希望はツメガエルという種類のカエル。後ろ足の内側の三本にツメがあり、これが名前の由来のようです。


アフリカ原産のこのカエルは乾季以外はほぼ水中で生活するようなので、水の中にいるイメージで図を考えました。普段脱力した姿勢がそうなのか、前足の指を広げて何か抱えるような格好をとるようで見た目がユーモラスです。


先日納品しまして注文主様には満足して頂けたようなのでなによりです。

贈られた方にも気に入って頂けることを願います。

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2014年

9月

26日

不動明王 木取り

これから不動明王を制作していきます。

まずは角材から必要な寸法に木取りです。


材はカヤノキ、角度によって光が反射する黄色味掛かった美しい木です。

惚れ惚れするような感じがします。


木である以上節があるのは当然ですし、割れるのも生きていた証拠というか性質上仕方のないことです。立ち木から丸太、材となり使われるまで100パーセントのままというわけにはいきませんが、他の部分で使ったり取れる小さな材で出来るものを考えるなど出来るだけは使いたいものです。


贅沢なことですが、良く乾燥させた材からさらに割れや節を避けて行くと使える部分はかなり少なくなります。今回も特に顔の部分に柾目が来るよう吟味して挽きました。


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2014年

9月

27日

不動明王 木取り2

不動明王 カヤノキ

 本体と光背、台座に必要な材料を選び木取りをしました。

本体は輪郭に沿って帯鋸で落としておきます。


荒く挽かれた肌に日焼けと埃等でくすんだ角材の状態から、機械を掛けていくうちに、綺麗な黄色い木肌と甘いような芳香が立ち籠めます。


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2014年

9月

28日

不動明王 火焔光背

光背用の板に図を写し、透かす部分に穴を開けます。


そして糸鋸を使い図に合わせて抜いて行きます。

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2014年

9月

30日

不動明王 火焔光背2

糸鋸で抜いた光背から彫り始めて行きます。

初めにしゃくるように大きく鑿で取り、細かく彫るのはそれから。

全体で内側に向かって湾曲している状態です。


玄翁で叩き彫りをするというより、鑿を使って彫り込んで行くという感じです。

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2014年

10月

02日

上賀茂神社

上賀茂神社

先日、京都市北区上賀茂にあります上賀茂神社へ行って来ました。通称が上賀茂神社で賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)というのが本当なのだそうです。

ちなみに平成27年には遷宮です。


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2014年

10月

06日

不動明王 荒彫り

本体の荒彫り、


鋸と鑿を使って必要なところ以外を落として行きます。


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2014年

10月

10日

不動明王 荒彫り2

不動明王 荒彫り

小道具も使いながら、中心線を基準に彫り込んで行きます。


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2014年

10月

11日

フォークリフト

今年に入ってからかフォークリフトのシリンダーからオイル漏れがあるのは知っていましたが、最近漏れがひどくなって来ました。

傾きを調整する左右のシリンダー部分からの漏れで、停めておくだけでも地面に溜まるくらいの勢いです。

 

いよいよまずいと思い調べてみると1980年10月式ということ。自重1540kgのトヨタ製です。一瞬思ったより新しいと思いましたが、三十四年経っているのでかなりの旧式です。タイヤはひび割れ、溝は摩耗でツルツルです。最近の電気式のスマートなフォークリフトとは違いますが、私が生まれてからずっとあるので愛着はありますし、なかなか良い格好をしていると思っています。

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2014年

10月

14日

不動明王 制作

不動明王

だいぶ形が出て来ました。


前回より一回り小さいので、腕と体の間や部分の隙間などが狭くなっていて鑿が入りにくい。

小道具を使って進めて行きます。



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2014年

10月

17日

火焔光背の仕上げ

まず光背から仕上げて行きます。

カヤの木はとても削り易いですが、この光背のように木口が多くある時はなかなか大変です。

 

表側から垂直に突いた時に裏で欠けないようにあらかじめ裏から面を取っておきます。

 


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2014年

10月

19日

不動明王光背の仕上げ

火焔光背

これが一通り手を入れたところ。


少し時間が経っていたので一削りすると色が明るくなります。

木目によってもユラユラと燃えるような感じに見えれば良いですが、、、


あとは台座に挿し込む為のホゾをしっかりと作ります。

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2014年

10月

27日

とげぬき地蔵での展示会 「工燈ノ集イ」

とげぬき地蔵

今年もこの季節がやって来ました。

毎年秋は何かと忙しいです...

 

七人による展示会を以下の日程でとげぬき地蔵さんでお世話になります。

 

「工燈ノ集イ」

<会期>2014年11月12日(水)~11月16日(日)

    開場 11時~18時まで

<場所>とげぬき地蔵尊高岩寺 高岩寺会館 一階ギャラリー

     170-0002 豊島区巣鴨3-35-2

 

何かメインとして一つでも出せれば良かったのですが、ズルズルと時間が過ぎてしまい作れず終いとなりました。あるとわかっていることですから余計に不甲斐ない。毎年の課題とします。

 

やむなく今回は以前作ったものと来年の干支も含めて小品を何点か出す予定です。

ちなみに来年の干支は羊、実はまだ途中なので最後の仕上げを頑張ります。

 

 

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2014年

11月

17日

とげぬき地蔵 展示会

今年も昨日で無事展示会を終えました。

お忙しい中お運びいただいた皆様ありがとうございました。


期間中は曇りで寒い日はあったものの最終日などは気持ち良く晴れた良い日で終えることが出来ました。


最終日は出品作家も多かったため作家自身で説明などなど。


作り手がどのような思いで作ったのか、どのような意味があるのかなどを知るとまた違って見えるものです。


出品者七人のうち半分程は一年に一度くらいしか会えませんが、この機会にいろいろと刺激をもらいます。

今回も自分にないような発想や技術で勉強させてもらいました。

本当欲しいものもありましたし、、、笑

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2014年

11月

27日

不動明王 制作

全体のバランスも大事ですが、顔の表情を決めるというのは緊張します。

 

一つのものを完成させるまでにそのものと向き合っている時間は本当に長い。こうやって手の中で彫り進めて行くうちに思いが入るということはあるでしょうし、人の作品を見る時も彫り跡などから思いを感じるということがあります。

 

おもしろいもので同じ図案で彫っても人が違えば同じにはなりません。それぞれの個性と解釈で違った作品になります。

たとえ同じ人が彫ったとしても良く似てはいるものの全く一緒ということはなく、そもそも素材の木自体がただ一つです。

 

そのものが作られた背景、意味、かかわった人、思いなど、ただ見ただけではわからないことも含めて一つの作品なのだと思いますし、そのことを知った上で見るとまた違って見えますね。

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2014年

11月

30日

不動明王 木彫

顔の彫りが済んだところです。両目を開き、両狗牙上出で牙を上唇の上に出している形です。まだ眼を入れていない状態ですが完成像が見えると思います。


辮髪を左肩に垂らしているため顔を彫り上げると同時に髪、冠、首周りを仕上げます。



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2014年

12月

11日

不動明王

別に不動明王が右手に持つ宝剣と、左手に持つ羂索(けんさく)を作ります。

 


 

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2014年

12月

12日

干支 「未」

干支 未 木彫り

尊い樹齢の米ヒバを使い、全体に丸みを持たせて仕上げました。

木自体の色がやわらかい黄味をしているため優しい印象になっていると思います。

毛並みは横に通したノミ跡で表現しました。


高さ9cm程です。

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2014年

12月

12日

昔話は聞くもの

先日、親類と家で酒を飲んでいた時の話。

自分は仕事終わりの途中からの参加、祖父母とそのいとこのオジの話を聞きながら食事をする格好でいました。

 

自然と昔話になり、先祖のことからこの地域の変遷、子供時分のことなど話は膨らみます。近代、急激に生活が変わった今、最近生まれたような人からは想像出来ないような話でとても興味深く、考えさせられました。その時を生きていた人の実体験ですから聞くべきことです。

 

その中の一つで、そのオジが子供の頃の話。近くに「蛇塚」というところがあり、蛇塚というだけあって本当に蛇が多く出て嫌だった。ということを聞きました。一歩進むごと、一メートル行くごとに次から次へと出てくる。五十メートル進むのに何十匹も出たと言っておりました。どこまで本当か酔払っていますし昔の話、話半分鵜呑みには出来ませんがとても面白い。

そしてそこから話は蛇のことになり、そこで「セヨリ」という言葉を聞きました。耳慣れない言葉でなんだろうと思っていると、どうも春頃に蛇が交尾のためにうじゃうじゃと集まっている様子のことを言うようでした。

どういう字を書くのか、そもそも方言なのかわかりませんが自分の親も知ってはおりませんでした。

この辺りは山間部なので蛇は出ますが昔よりは見る機会は少ないでしょうし、蛇の交尾となると尚更です。祖父母も一回見ただけということでした。そのことを指す様子自体見ることが無いのですからセヨリという言葉は使われることも無く、消えようとしている。死語が増えて行くのはとても悲しい気持ちです。時代がそう遠くないので尚更でしょう。

 

もう八十のそのオジが言っておりましたが、俺のお祖父さんが良くいろいろと話をしようとしていたが、子供にとってみればそんな面白くない話など聞きたくないし、後で後でと聞かずにいたんだが、今となっちゃあわからないことを色々と知っていたんだろう、教えておこうと思ったんだろうと話しておりました。

確かに自分でも思い当たる節は多々あります。また聞けば良いと、聞かず終いでわからなくなることが沢山あるでしょう。ただそれではあまりに寂しく情けない、改めて聞いておくべきだと思ったところです。

 

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2014年

12月

14日

不動明王制作 台座

台座に花菱の地紋を彫り込みます。狭い範囲のうえ小さいため彫りにくいですが彫り方は一緒です。

同じ文様の繰り返しなので順番に小刀を入れて行きます。

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2014年

12月

17日

不動明王 台座

本体の足の裏にホゾを彫り込み、板を挿し込みます。そして同様に台座にも彫ったホゾと合わせて固定。これで動くことはありません。


なかなか見た目にはわかりませんが、こういった見えないところにもいろいろと細工が必要です。

ここで隙間が出来たり曲げてしまってもいけない、最後の仕上げとしてもう一息です。

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2014年

12月

20日

仏像 不動明王 仕上がり

やっとここまで来たという感じです、今回は二体同じものを仕上げました。

同じカヤ材で、一つの材を柾目で二つに割って彫ってあります。火焔光背も同様に同じ板から取ってあり、別々の所に納まりますが双子のようなものです。


長い時間自分の手で彫り進めて来ただけに仕上がった達成感と手元から離れて行くさみしさのような気も。

それぞれのお施主様の元で末長く大事にして頂ければ幸いに思います。



台から光背の先まで高さ28cm程

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2014年

12月

28日

不動明王 六波羅密寺 開眼法要

先日、京都 六波羅密寺様で施主様と一緒に不動明王の開眼法要をして頂きました。

空也上人像や平清盛像、地蔵菩薩坐像など有名な仏像が数多く安置されているお寺で平家ゆかりの地でもあります。


まず客殿でご住職とお会いしてから本堂へ。

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2014年

12月

29日

小鹿神社本殿 上屋

今回は額の制作です。

これは地元の小鹿野町にある小鹿神社旧本殿の上屋に納まるものです。

字は御歳99歳になる石川さんが揮ごうして下さいました。


現在ある小鹿野神社は、洪水などの理由で明治43年に元あった場所から移転されたものらしく、「腰の根」という場所にあった諏訪神社に合祀されたということです。その際に旧本殿は元の場所に残されており、老朽化が著しいため今回改修ということとなりました。


以前は金網の上屋で中が見づらい感じでしたが、今回建て替えで木造になるそうです。本殿共にどのような感じになるのか来年春の完成が待たれます。


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